2018 新型iPad Proが登場。でも楽しみは来年

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現在、12.9インチのiPad Proを使っていますが、これは9月に買ったものなのでホームボタンがあって、USB-CではなくLightningコネクタです。これを買った9月の時点では、すでに今回発表されたものとほぼ同じのリークが出ていました。その時点ではっきりしなかったのは、Face IDが縦向きでしか使えないのでは?ということや、それに伴って縦向きがデフォルトになって、スマートキーボードにも縦に接続するのでは?さらに、有機ELモデルが出るのでは?という噂がでいていましたが、それは全て外れました。

さらに、9月の時点では出ていなかったUSB-Cへの変更、Apple Pencilが新しくなったこと、1TBモデルもあることなどには驚きました。でも、だいたい2ヶ月前の噂通りのものが出て、大幅なモデルチェンジとなったわけですが、なぜこれをスルーしたのか、それと実際に新モデルの発表を受けて正解だったのか、今後どうするのかを書いていきます。

これだけのフルモデルチェンジを2ヶ月も前にスルーを決めた理由

2ヶ月前の9月、それまで使っていた10.5インチのiPad Proを手放していました。12.9インチに買い換えたかったからです。iPadの用途は、外出時のPC代わり、紙とノートの代わり、電子書籍や雑誌を読むもの、動画などのメディアコンテンツを見るためのもの、あとはたまに興味を持ったゲームをiPhoneじゃなくてiPadでやる、といったところです。PC代わり、というのはブラウザ、ファイルの持ち運びと読み書き、辞書などを入れておいて調べたり、後英語の勉強用、といった感じです。でもこのPC代わりというのは、完全に代わりにはなっていません。PCでやっていたことの一部を外に持っていっているといった感じ。

フルモデルチェンジが確実なのを知っていたにも関わらず、そちらではなく古い方を選んだのは、すぐに12.9インチのサイズのものが欲しかったことと、新型でも自分のiPadの使い方は変わらないだろうと思ったこと、それと今年はOSの進化がなかったからです。

紙からの置き換えなら12.9インチ一択

12.9インチのサイズがすぐにでも欲しかったのは、今iPadの用途として、紙のノートとペンの代わりに使うというのが、メインになってきたからです。この前に使っていたのは10.5インチ、さらにその前には9.7インチのものを使っていました。どんどん画面サイズが大きい物に変えて来ましたが、ノートとして使うには10.5インチでは狭かったです。何かを書き出したいというときに、紙ではA4のサイズのものを良く使っていました。ノートではB5サイズが多かった。そのサイズ感と比べると10.5インチでは小さかったのです。より大きいサイズがあるならそちらを使いたい、狭さにストレスを感じずに広々と自由に書きたい、ということですぐにでも12.9インチが欲しかったのです。ノートとして以外にも、dマガジンなどで雑誌を読むときも、このサイズは紙の雑誌と同じ感覚で読めるので、紙からの置き換えとしての用途には、やはりこのサイズでした。もし今年出た新型のiPad Proがこれよりも大きいサイズになったら待っていたかもしれませんが、それは無いようだったのですぐに手にできる旧型を選びました。

新型が出てもiPadの使い方は変わらない

今回新型の発表を見て羨ましいと思ったのは、Face IDの採用と本体にくっつくApple Pencilでした。Face IDはiPadにこそすぐに採用されてほしいとずーっと思っていたので、すごく羨ましいです。もし可能であれば、Macと同じように、Apple Watchをしていればスリープ解除をiPadでもできるようにしてくれれば、Face IDもTouch IDも関係なくなるので、それを期待しています。Apple Pencilも買い換えないといけないのはかなり嫌な感じ。値段も高くなっていますしね。でも、本体にピッタリとくっつく仕様は素晴らしい解決策。iPadに差して充電するという、あの欠点がなくなりました。Apple Pencilを使わないときは本体にくっつけておけるのは、定位置ができるので、無くさないで済みますし、何よりそのままバッグに入れておけば移動中にペンシルの充電ができます。古いモデルで移動中にApple Pencilの充電をしたいと思ったら、少し長めのケーブルが必要でした。この充電方式のおかげで、充電時間がどのくらいになるのかも気にしなくてよくなったのも嬉しい。常に本体にくっつけておけばいいので。これってAirPodsとケースの関係に似ていて、すごく収まりのいい感じがしています。

結局のところ、それらの新機能が加わっても、自分のiPadの使い方に何か大きくプラスになるとは思えませんでした。スペックが上がっても、今やっていることは何も変わらないわけです。それに今年はiOSの進化も特になかったので、iPad自体が大きく変わることは来年以降になりそうです。これだけ変わったiPadが来年どうなるか、それを見てiPadの使い方が変わるか、そのときMacはどうなるか。今Macも買い換えどきなのですが、正直なところ判断がつかないです。

Apple Pencilはどうなった?

iPad Proを紙のノート代りに使っているので、本体よりも新しいApple Pencilがとても気になります。Apple Pencilはとにかく文字が書きにくい。下手な字がより下手になる。持ってもツルツル滑る、書いてもツルツル滑るからです。この辺はアプリにもよりますが、標準のメモアプリなんかもそうですが、あまりこの書きごこちを調整できているアプリはないと思います。新しいApple Pencilは、重心のバランスや長さ、本体表面がマットになるなどの改良がされているようですが、肝心のペン先、iPad Proの表面には変化がないようなので、文字を書くことに関しても、旧型のiPad Pro+Apple Pencilとは劇的な改良はなさそうです。ここが変わっていたら、今すぐに買い換えるつもりでしたが、見送りポイントになりました。

USB-Cでどこまで出来るようになる?

来年の進化で期待してるのが、USB-Cです。今回 LightningからUSB-Cになると聞いたとき、最初に思いついたのがHDDやSSDなどの外部ストレージに接続できるようになるかどうかでした。よくある専用のアプリを使うのではなく、OSレベルで接続できてファイルの出し入れが出来たらいい。そうすれば、このためにMacやPCを使う必要がなくなります。これ、ずーっと望んでいます。

これが出来るようになるには、MacのFinderにあたるアプリがiOSにも必要。今のファイルアプリはあくまでもファイルの置き場で、そのファイルも限られた種類だけなので、このファイルアプリを使ってMacと同じようにファイルの操作をするのはなさそうな気がします。そしてさらに、iTunesからも解放されてiOSのミュージックアプリに直接音楽ファイルを入れられれば完璧です。あと編集とスマートプレイリストの作成も。

iPad ProかMac

来年と言わずに今買えばいいじゃん、て感じですが、悩みどころは来年のiPad用のOSがどうなるのかです。今年のiOS12は新機能はほぼなく、調整のようなものでした。しかし、その前のiOS11はiPhoneiPadが別の方向に進化することが見えた最初のOSでした。今年発売になったiPad Proがこれだけ大きく変わったら、おそらく次のOSはさらにiPadが変わることが予想されます。iPadがPCに取って代わる存在になるのか、またはMacは今後もずっとある前提での進化になるのか。もしMacに取って代わるようになるなら、Macは買い換えずにiPad Proを買います。でも、Macがまだ必要なら、iPadはこのままでMacを買い変えようと思います。Appleの次の一歩が見えない今は、MaciPad Proの両方を必要としている僕としては、今のタイミングでは判断ができないです。

それに、最近ではiPadを使っている時間が長いのですが、Macに持ち変えた瞬間に、ストレスが全てなくなるような感覚をすごく感じます。キーボードとトラックパッドによる操作の快適さ、とくにテキストの編集や、アプリの切り替えで感じます。それとファイルの扱いに制限がないことも原因かと思います。ここに関しては、新しいiPad Proでも変わっていません。こういうところが次のOSを見ないと判断がつかないところです。それに、iPadをメインにして生活していると、どうしてもPCではないことによる制限を受けることが出て来ます。ファイルのダウンロードなどもそうですが、ブラウザもiPadではスマートフォン用のページが表示されてしまいます。そのため、ブログを書くことすらかなり面倒でMacを使っている時と同じようには書けません。iPadでもできるはずだと思いますが、AppleiPadMacは別物としているんだなと感じます。

なので、新型のiPad Proは素晴らしいけど欲しいのはこれじゃない、iPadが進化するほどMacが欲しくなってくるのが現状です。おそらくiPadMacにはならない、PCの代わりににはならないと思うのと同時に、アップルは今まで自分たちが作って来たものを結構平気でなくすことがあるのが気になります。スクロールホイールもiPodという名前もいとも簡単に無くしたように。