コンビニの雑誌が邪魔ってどういうこと?

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ポッドキャスト「backspace.fm」のDanbo-side#032が面白かった。Danboさんと西田宗近さんがゲストの回は聞き逃せないですね。日々進化を続けるコンビニですが今はそんなことになってるんだ、と驚きの連続でした。

コンビニにとって雑誌は邪魔な存在

コンビニではプリペイドカードがすごく売れている。iTunesカードとかアマゾンギフトカードとか。特に売れている店では、1日で¥100万近い店舗もある。Amazonカードも¥60万とか。実はすごく売れていて、コンビニの売り上げのかなりの割合を占めている。

雑誌の売れ残りは返品じゃなくて廃棄になる。その数は半分くらい。売れたら売れたで、在庫の数が少ないので棚に空きが出てしまう。次の入荷があるまではからのスペースのままになる。そういうわけで雑誌のスペースは店にとっては邪魔になってる。限られた売り場スペースの中で非常にもったいないことになっている。

最近のコンビニは「コンビニ受け取り」の量が増えている

メルカリ、アマゾンがそのほとんど。その荷物を置いておくスペースが裏に必要。コンビニ受け取りを始めた頃はレジ周りにおいておけばよかったが、量が増えて裏にスペースを作らないといけなくなっている。受け取りサービスをやることはコンビニにとっては利益にならない。じゃあ何のためにやるか?それはやらないと他のコンビニに客を取られるから。集客のためにやっている。このコンビニは受け取りサービスをやってない、となるとその客はそのコンビニに来なくなる。欲しい商品が置いてないとこなくなる、というのと一緒。だから、やらざるを得ない。

店舗の大型化

受け取りサービスのためにスペースが必要なのに加えて、最近のコンビニにはイートインスペースのあるところが増えている。それはコーヒーの売り上げ増に伴って、コーヒープラス何か、という売れ方が多いため。特に朝の時間帯が客数のピークなので、その時にイートインスペースが必要。店側にとってもコーヒーの販売は、賞味期限が短く廃棄の問題もある弁当に比べて、コーヒーは豆だけを仕入れればいいため負担が少ない。

そんなわけで、近くにもっとスペースがある場所があれば移転している店が多い。店が大型化しているのはそういう理由。

さらに、最近のレジでの業務は単に会計作業だけではなくて、荷物の受け渡しなどでカウンターでの業務が増えている。なのでカウンター自体を広げている。でも店のスペース自体は限られている。そこでやはり雑誌のスペースが邪魔になってくる。雑誌のスペースを多く取るならプリペイドカードを置きたい。

プリペイドカードの販売自体は店に利益はない。これは客寄せのための商品。タバコと一緒。iTunesカードがないなら客は来ない、となる。だから置きたい。目立つように置きたい。雑誌のスペースに置ければ目立つ。

コンビニのiPhoneアクセサリ周辺機器は、高いけど耐久性がある

緊急で買うものだから、いいものを買ったと思うように、実は純正よりも耐久性があるものが売られている。その分値段が高い。多摩電子のものとか

キャリア契約からSIMフリーに移行するiPhoneの販売

ドコモは契約に一番時間がかかる。プランが多すぎて説明してると1時間くらいかかる。 他の国はSIMフリーに移行してる。その方が早く済む。お客さんは勝手に契約すればいい。 中国は2017年からiPhoneはSIMフリーだけ。 韓国はもともとSIMフリーしか売ってない。 アメリカも移行中。 SIMフリーにしてからの方が売上が上がった。

日本ではiPhoneをいくらで売ってもいい

日本では定価というものがない。(独禁法の関係?)キャリアや量販店はiPhoneをいくらで売ってもいい。発売の品薄の時に、先に手に入るようにしてあげる代わりに値段を高くして売ってる店もある。

番組内ではまだまだ面白い話がたくさん聞けますが、気になった部分だけ抜き出してみました

カードを買う人ってどんな人?

プリペイドカードが売れると聞いて意外でした。個人的には全然必要ないからです。コンビニでプリペイドカードを買うことは、前はあったけど最近はめっきり減った。アプリ自体が無料が多いし、アプリ内課金はあるけど、そこまでして欲しいものは滅多にない。複数の無料アプリを組み合わせればいいし、買ったはいいけど2年もしないうちに開発が止まったりとか、最近はアプリ自体がなくなってしまうと機種変した時に新しいiPhoneにはアプリが入れられなくなる。そういうことがあるので、なるべくApple純正のアプリや、アプリで収益を上げなくても他で利益を出しているところのアプリを使うようになってる。Adobeのとか。

それに支払いもクレジットカードからがほとんど。以前はiTunesカードも割引の幅が大きく、20%とかのこともあった。今でもコンビニで割引する時期はあるけど、そこまでの割引はなくなった印象。もし割引があっても使うことが少ない。音楽もストリーミング時代。個人的には¥1000ですら必要ない金額になった。

だから、誰がどんな目的でiTunesカードを買っているのか、想像がつかない。クレジットカードを作れない学生?と思ったけど、そもそも学生が課金したり有料アプリを買う?それか知られてない層が高額のカードを買ってるとか。

コンビニってまだバイトでいいの?

これだけ業務が増えていて、しかも個人情報を扱うようになってくると、コンビニってバイトで大丈夫なの?とよく思う。コンビニ側は人がいないと困るから、出勤が確保できれば雇わないとやってけない。でも客側からすると大丈夫なの?信頼できるの?と思ってしまう。 実は昔こんなことがあった。コンビニの端末で住所と電話番号を入力して発券し、それをレジに持って行ってそこで作業してもらって受け取る、というのを頼んだ時のこと。その時のレジは初めて見る男子高校生のバイトで、それがよくわからない様子だった。端末から出てきた紙を持って、レジで渡してものを受け取って帰るという手順だったのに、受け取っただけで返そうとしたので「あれ?」となって待っているとイラっとした感じで「あ、もうだいじょうぶなんで」とそのバイト店員。それじゃ困るので、あきらめてとりあえず渡したものを返してもらって帰宅した。問題はこの後、その後から無言電話が来るようになった。まあ、無言電話なんてどこからかかって来るかわからないし、誰からかかってきたかも確かめようがなかったけど、その時レジで渡した紙には電話番号が入っていたし、タイミング的にもその男子高校生のバイトがピンときてしまった。

そんなことがあったので、それ以来コンビニで買い物以外のことを頼む時にはかなり人を選ぶようになった。基本的に信用できそうな順序は、店長>外国人バイト>日本人女性バイト>おばちゃんのパート>>>>>日本人男性バイト

店長は責任者だからというのはもちろんだけど、常にそこにいるからという理由。同じ理由で、バイトでも長くやっている人だとこちらもなじみになって来るので、まあ大丈夫だろうなと思える。 日本人よりも外国人バイトの方が信頼できるのは、彼らの方が日本人よりも数倍優秀だと思うから。日本語のハンデはあるけれど、基本的に真面目だしちょっと慣れてくるとリーダーになっていたりする。僕の住んでる地域では外国人だけで店を回している店も珍しくない。

おばちゃんのパートも真面目で信頼できそうな人が多い印象だけど、おばちゃんパートを採用している店は、おばちゃんの人数が多い。学生の中におばちゃん一人ということはなく、おばちゃん数人の中に外国人バイトや学生が数人ということの方が多い。ということはおばちゃんのパートがいるということは数人いることがほとんどで、そうなるとおばちゃんたち同士のあれやこれやが必ず起こる。これはおばちゃんに限らず学生でも社会人でもそうだけど、女が3人超えると必ずと言っていいほど面倒なことが起こるもの。そのあれやこれやの中で嫌だなと思うのが、客のことを口外することと、営業中の店内でのバチバチ。こういうことあるので、下から二番目になってます。

同じ日本人バイトでも女性の方が上なのは、仕事の能力も接客も女性の方が遥かに上だと思うし、なにより女性は変なことをしない。変なことというのは、客の電話番号から検索して「どこそこの店のものですけど、今日来ましたよね、お友達になりませんか」みたいなLINEを送ったり、そういうことをする確率が低い。だいたいそういうのは男。

そんなわけで、コンビニがサービスをいろいろ拡大するのを見ると、それを任せられる人ってどのくらい確保できるのかがすごく気になってしまう。

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