動機
YouTubeで、知ってる街の車載動画を見ました。綺麗な画質で見たかったので、YouTubeプレミアムに入っている時に、1080pで保存をしてみましたが、時間がすごくかかる。本数が多かったのもあって全然終わらない。低画質だとこういうのは別物。だったら自分で撮りに行こうということで、行ってみました。
カーシェア利用時の車載マウント
新幹線で移動して、駅周辺のタイムズでカーシェアで、トヨタのヤリスクロスを予約。ところがいざ車に乗り込んでみると、用意していたマウンターがどうやってもつけられない。クリップ式だったので、挟めるところがなかったのです。
車載用のスマホマウンターって、探すとほとんどが吸盤タイプです。そのほうがしっかり固定できるっぽいのですが、あまりに強力だと取れないとか、取れても跡が残る場合もあるみたいなので、カーシェアの車に使うのは不安。それでクリップ式を探して買ったのですが、乗りたかったヤリスクロスにはつける場所が見つかりませんでした。ていうことで普通のヤリスに変更。
iPhoneの問題
普通のヤリスにはクリップ式のホルダーを取り付けることができたので、これにiPhone11をマウントして出発。撮影に使ったカメラとその設定は……
こんな感じ。iPhoneのストレージ容量が100GB弱だったので、4Kではなく1080p。それでも、録画したものをHDMIでTVに映したら、とてもキレイに見れました。
撮影してみたら問題もまあまああって、電源、容量、熱、で困りました。
バッテリーと熱の問題
この日の録画時間は全部で3時間くらい。途中で止まって録画を終了して、というのを繰り返しながら撮影したのですが、バッテリーは2時間くらい撮影したところで、残り30％に。
ここまでは順調に撮れていたのですが、残りのバッテリーを心配して、ここからはケーブルを繋いで充電しながら走りました。多分これがダメだったのか、この後すぐアプリが落ちました。iPhoneが熱くなったのが原因じゃないかと思います。ただでさえ20分以上の録画で、昼間の日光が当たるフロントガラスと、熱くなる条件は揃ってるところに充電までしたら、それは無理か。
それでLightningケーブルをすぐに抜き、少しでもバッテリーをもたすために画面の明るさを暗くしたのですが、そうすると今度は画面が見えない。さらにその後「カメラロールへの保存ができませんでした」というアラートが出て、そこまでの数十分が録画できず。録画した後にわかったのですが、今回の設定だと、時間の半分のギガ、というファイルサイズになっていたので、10分だったら5GBくらいのファイルサイズ。
データを移すときの問題
途中でiPadに録画した動画を移したのですが、エアドロップで移すとまあまあ時間がかかります。さらにAirDropが失敗することもあるので、ストレージ容量はかなり余裕がないと撮影中ずっと気になります。足りなくなるとカメラロールへの保存ができないので、そこまでのものが全て無駄になります。これがツラい。
ケーブルで他のデバイスに繋いで動画を移すならPCが必要。でもPCなんて持っていきたくない。ていうか今それができるほどのPCがない。できればiPhoneから直接SSDに入れたいけれど、lightningだとこの大きさのファイルは送れるのか。本当に早くUSB-Cにして欲しい。ここがネックでiPhoneは使えないっていう人かなりいると思うんだけど。
次に向けての改善点
iPhoneでの撮影は手軽にできて、画質もキレイに撮れましたが、結構問題もありました。次に撮影する時に気をつけようと思ったことは…‥
マウンター：あまり強力すぎない吸盤式のものを選ぶ。使い捨て前提で
吸盤式だとカーシェアのように自分の車じゃない時には心配、ということを書きましたが、吸盤式の方が色々な車種に対応できる気がします。商品レビューを見ると、すぐに外れてしまったというようなこともあるようですが、カーシェアで使う場合には、そのくらいの方がいい。1000円台のものも多いので、その都度買うようにしようと思いました。取り外せないとか、あとが残るほうが困るので。3Mのシールで貼り付けるとかっていうものは避けます。
1回の撮影時間を決める
熱の問題と容量の問題、両方を考えると、1時間かかるルートでも3つくらいに区切って撮影をしたほうが、失敗した時のダメージも少なくてすむ。それとAirDropで別のデバイスにファイルを移したいときも早くできる。今回のこれで、iPhoneがUSB-Cじゃないことの不便さをまた強く感じました。Proで4Kで撮るような人はどうしてるんでしょう？
iPhoneでの動画撮影はとてもキレイに撮れます。でも、キレイに撮るとファイルサイズが大きくなるし、本体も熱くなるし、バッテリーも足りないし、撮影後のファイルの扱いも楽ではない。ということを考えると、こういう用途には専用のカメラを使ったほうがいいのかもしれないです。
